人生100年は歯が命

2022年5月29日

愛知県歯科医師連盟主催の「デンタルミーティングin愛知」に参加しました。愛知県歯科医師会と県議会はしっかり連携がとれていて、これまでに「あいち歯と口の健康づくり八〇二〇推進条例」を平成25年月議会において、議員提案で制定しました。歯と口の健康は、健康で質の高い生活を営む上で重要な役割を果たしており、生涯を通じて切れ目のない健康づくりを推進しようと提案されました。

 

その後も愛知県の特性を生かし、次のような対策に取り組んでいます。オレンジタウン構想で国立長寿医療研究センターを擁していること、年間6万人の企業健診の実績、東海地区4県(愛知・三重・岐阜・静岡)統一企業健診の実績、老健局公募事業(オーラルフレイル・口腔機能低下症・認知症)、令和3・4年度国保ヘルスアップ事業等で実績をあげています。

 

本日は「人生100年時代が国民皆歯科検診を必要とする理由」と題して、にしだわたる糖尿病内科院長の西田亙先生のご講演でした。ご自身の若い頃に暴飲暴食から歯周病になってしまい、歯周病を克服したら体重も減り健康な体になったと実体験を話され、歯周病により自分の歯が10歯未満になると、要介護リスクは歯が20本以上残っている人の15倍になるという恐ろしいデータが紹介されました。

 

日本社会に漂う閉塞感の根源は、社会保障給付額にあると断言されました。「1970年にはわずか5.8%だった社会保障給付費が、2020年には33.6%も占めるようになり、若者に負担をかけている。だからみんなが生きる希望がない。健康で、介護を受けない健康な生活を目指すことが、自分にとってもみんなにとっても必要である」とのお話を、ユーモアを交えて楽しくお話されました。

 

改めて歯の健康の重要性を再認識し、心がけたいと思います。